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<東日本大震災>「始まる」不安生活…11カ月、苦境続く [東日本大震災]

慣れたところでまた仮設に 尽きぬ不安・読めぬ未来に不安が・・・・・・・・・・・・・・・

<東日本大震災>「始まる」不安生活…11カ月、苦境続く毎日新聞 2月12日(日)10時38分配信
 東日本大震災から11日で11カ月。この日、福島県を離れ千葉県に集団避難していた知的障害者施設の入所者が地元に戻った。古里に戻ったものの、これから暮らすのは仮設の施設で、不安もつきまとう。一方、福島県外に避難している住民を支える団体などが集って福島市で開催された催しでは、県外避難者が精神的に追い詰められている実態などが報告された。東京電力福島第1原発事故から1年近くたつ今も被災者の苦境は続く。【中島章隆、乾達】
 ◇仮設「入ってみないと」
 千葉県鴨川市の海岸沿いにある県の研修施設「鴨川青年の家」。ここに10カ月余り集団避難していた福島県川内村の知的障害者施設「あぶくま更生園」の入所者37人のお別れ会が午前9時から1階ホールで開かれた。
 福島県福祉事業協会の山田荘一郎理事長が「鴨川は気候も人情も温かかった。みなさんの支えを胸に刻み、新しい生活に入りたい」とあいさつ。感謝の気持ちを伝えるため、鴨川が「栄える」ようにとカエルの置物を青年の家の諸岡研所長に贈った。
 青年の家には、昨年4月以降、福島県内から300人近くの知的障害者が職員とともに集団避難していた。11月以降、受け入れ態勢が整った施設から、順次郷里の福島に戻り、この日のあぶくま更生園を最後に全員の集団避難が終了した。
 お別れ会終了後、玄関前でバスに乗り込んだ同園の入所者は川内村と隣接する田村市にできた仮設施設に向かった。しかし、これから暮らすところは元いた施設のように障害者に配慮されているか分からず、同園の職員は「(使い勝手は)入ってみないと分からない」と不安を口にする。
 ◇「いのちを守る」全国サミット
 また、11日は原発事故に伴う避難支援団体が集まり、「放射能からいのちを守る全国サミット」が福島市で行われた。参加者からは福島からの県外避難者が精神的に追いつめられているケースが紹介された。北海道のボランティア団体「札幌むすびば」によると、受け入れた233家族のうち19家族が、夫が地元に残る二重生活の疲れなどで自宅に戻った。夫と別居して避難した母子は不安定になりがちという。
 福島県伊達市出身で避難先の札幌市で自治会代表を務める宍戸隆子さん(39)は「虫が怖い、雪が怖いと言う人がいて不思議に思っていたら、それを解決してくれていた夫がいないことへの不安の表れだった」と母子避難者の心境を説明。
 さらに支援者に不満をぶつける避難者がいることも指摘。その心境を「いつ帰れるか分からず、避難しても報われないという気持ちが世話をしてくれる人に向かってしまう」と分析した。参加者からは「孤立しないよう避難者同士のつながりを作ることが必要だ」と心のケアの重要性を指摘する声が相次いだ。
ヤフー社会ニュースより全文掲載
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