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長さ50センチの亀裂や鋼材破断…危険な橋1千か所 [交通問題]

社会インファラの老巧化 問題が多いのでは

長さ50センチの亀裂や鋼材破断…危険な橋1千か所
12月16日14時34分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081216-00000039-yom-soci

 全国の自治体が管理する道路橋のうち、腐食や損傷などで危険と判断され、通行止めなどの通行規制がかけられている道路橋が1000か所近くに上っていることが、国土交通省の調査でわかった。

 橋げた部分に長さ50センチの亀裂が見つかるなど、落橋につながりかねないケースもあった。約8万か所の橋は過去5年間に一度も点検を受けておらず、危険な橋が潜在化しているおそれもあるとして、国交省は来年度から、橋の点検費用の半額を助成し、危険な橋の早期発見を目指す。

 国交省によると、今年4月時点で、自治体が管理する長さ15メートル以上の道路橋は全国に約13万4400か所ある。

 このうち、橋脚が海の塩分で腐食したり、大型車の通行による負荷で損傷したりするなど、橋の構造上の危険性から通行止めとなっている橋が143か所、片側通行や重量制限などの規制がかけられている橋が834か所で、計977か所に通行規制措置が講じられていた。

 この中には、崩落するおそれもある深刻な腐食・損傷が見つかった橋もあった。

 栃木県那珂川町で今年1月、建設後73年の県道橋で、橋げたの連結部のコンクリートに最大で長さ50センチ、幅十数センチの亀裂が計6か所で見つかった。この橋は、崩落の危険があるとして現在も、通行止めになっている。

 調査後の今年10月には、千葉県君津市にある建設後35年の市道橋で、路面をつっている鋼材40本のうち1本の破断が確認された。今も通行止めだ。

 今年11月にも、横浜市にある建設後45年の市道橋で、橋脚の鋼鉄製のくい6本のうち4本が腐食し、最大縦20センチ、横40センチの穴が見つかった。

 通行規制措置が講じられている977か所の橋のうち、862か所(88%)は市区町村管理の橋だった。これら市区町村管理橋を問題個所別に見てみると、橋げたが25%の218か所、路面下の床板が13%の115か所、橋脚などが9%の79か所--などとなっていた。

 一方、今回の調査で、自治体が過去5年に一度も定期点検を実施していない橋は、半数を超える約7万8900か所に上っていることも確認された。このうち市区町村が管理する橋は約6万9100か所だった。

 事態を重視した同省では、都道府県・政令市は2011年度末までに、市区町村は13年度末までに、すべての橋を対象に、橋げたや橋脚の亀裂や腐食を確認する点検と補修計画の策定を要請することを決めた。

 また、橋の点検を行っていない市区町村が、財政難などを理由に挙げていることから、1橋あたり20~30万円とされる点検費用の半額を自治体に助成することにした。助成金総額は100億円前後に上る見通し。

 一方、同省は、期限までに一連の作業を完了しなかった橋は、自治体への補修費の半額助成を打ち切ることにしている。

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