So-net無料ブログ作成
検索選択

こうして生まれた 芯先がいつもとがった三菱鉛筆「クルトガ」 [生活]

使ってみると心地よい

こうして生まれた 芯先がいつもとがった三菱鉛筆「クルトガ」
11月21日10時22分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081121-00000535-san-soci

「偏減りせず、書きやすい」と売り込む中山協さん=東京品川区の三菱鉛筆本社(写真:産経新聞)

 ■潜在的ニーズを先取り

 シャープペンで書いているうちに文字の太さや濃さが一定でなくなったり、芯(しん)が紙にひっかかったりした経験がありませんか。トラブルの原因は「偏減(かたべ)り」。シャープペンの芯と紙が斜めに接するため、芯の一定の部分だけが摩耗して極端にとがってしまうからだ。そんな嫌な感じを解消した。

役割を終えたヒット商品も…

 商品名通り、芯がクルッと回転し、常に芯先が円錐(えんすい)形にとがった状態になる。発売は3月。472円と、シャープペンとしては少々高めの価格ながら、初年度80万本の販売予想を超え、10月末までに約250万本を売り上げた。

 「シャープペンはこれまで、柔らかいグリップを付けるなど形状の工夫は進んでいたが、基本性能はあまり進歩していなかった。基本から新しい物を作ろうと開発しました」。開発を担当した横浜研究開発センター課長代理の中山協(きょう)さんは、こう話す。

 不満を感じていた偏減りをなくすため、平成17年秋から開発を始めたが、作業は難航した。文字を書く際の筆圧で、芯に連結した「中ギア」が上下する。中ギアが別の2つのギアとかみ合って、中ギアと芯が回転するというアイデアこそ早期に実現させたが、理屈では回転するはずの芯が回らない。設計を見直したものの、ペン先が必要以上に大きく上下に動いてしまう…。

 「スタンダードなシャープペンと書き味が変わらないようにするため、できるだけ上下に動く量を減らしたいと思いました」

 開発途中だった製品を使ってみると、ペン先が上下に激しく動き、確かに書きづらい。ギアの歯数や歯の高さ、歯と歯の間隔などを改良し、ようやく完成にこぎつけた。

 実は、偏減りについて、ユーザーの不満は市場調査でほとんどなかった。「シャープペンはこういうものなんだ」というあきらめがあったからだという。商品が完成に近づき、調査をしてみると、圧倒的な支持があった。潜在的ニーズの先取り。これが成功の鍵となった。(森本昌彦)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:

関連リンク

メッセージを送る